理事長挨拶

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 冒頭の名誉会長ご挨拶にございますように、本会は今年度より愛知芸術文化センター総長・元愛知県知事・神田真秋先生を、名誉会長に御推戴申し上げることができました。先生が名誉会長ご就任をお受け下さったことは本会にとりまして大変な慶事であり、心から有り難く厚く感謝申し上げております。

 本年一月前名誉会長海部俊樹先生のご逝去に伴い、名誉会長代行樽本樹邨先生、名誉副会長安藤滴水先生、同じく名誉副会長鬼頭翔雲先生と何度もご相談を重ね、本会の名誉会長御推戴に関しては歴代の会長、桑原幹根先生・海部俊樹先生がそうであったように、官界・政界等からしかるべき方を御推戴申し上げる、との基本線を固め人選に入りました。

 暫く個々に検討して頂いておりましたが、樽本樹邨先生、安藤滴水先生、鬼頭翔雲先生からそれぞれに期せずして、「神田真秋先生しかおられない」とのお言葉をいただきました。

 神田先生にはこれ以前に、中日会報に掲載するための海部前名誉会長の追悼文をご依頼するため、事務局長と共に総長室にお邪魔し何度かお話をさせていただいておりました。早速神田先生に名誉会長ご就任を打診申し上げましたところ、当初はご辞退されておられましたが、後日樽本名誉会長代行からのお口添えもあり、めでたくご内諾を頂くことができました。これをもって理事会に諮り、愛知県知事を三期お勤めになられたご実績はもとより、先生の書に対するご造詣の深さや、海部先生との長きに渡るご交流と共に中日書道会をよくご存じであることなどから、満場一致でご承認を頂くことができました。この後、六月の総会に於いてご報告、祝賀懇談会にてご挨拶を頂きました。神田先生には中部日本書道会の象徴として、今後とも宜しくお願い申し上げます。

 本年度の総会は「委任状による出席」のお願いではなく、通常のご出席をお願いしての総会となりました。コロナ禍の影響はありながら、役員の先生方はじめ大勢の皆様にお集まりいただき、本当に有難うございました。

 皆様のお顔を拝見しながらお話ができることは非常に嬉しい事であり、集うことや人と人が会話を交わすことで出来る繋がりの大切さを、改めて感じております。

 新型コロナウィルス感染症の影響が、ワクチン接種や感染症対策の徹底などにより軽減してきたその谷間に、中日書道展・総会・祝賀懇談会を実施することができました。

 今年度第七一回中日書道展は審査員の数を減じてはおりますが、通常の審査を行い、愛知県美術館では特別展観「書の源流」―拓本に見るその姿―も実施いたしました。実際の碑を模した特別な展示方法で、ご覧になった皆さんには一層興味をそそる展示で、一度来場された方がご友人を誘ってリピートして下さるなど、愛知県美術館の入場者が昨年より増えているとの報告を受けております。また、本年度は授賞式・祝賀懇談会も実施することができました。感染症対策はまだまだ必要でありまして、一テーブルの人数を六、七名に減らし、ホテルの二階と三階の二会場を使用して四〇〇名余りの参加ではございましたが、昨年よりはかなりの前進でございます。

 その他の今後の事業につきましても人数制限の緩和、中止しておりました事業の復活など、コロナ感染症の推移によりますが、次第にいつもの姿に戻ってまいることを心から願っております。

 私達企画委員一同は、コロナ禍の困難の中、中部日本書道会が益々隆盛となりますよう、より良い運営を求めて努力を積み重ねてまいる所存でございます。皆様方の温かいご支援とご協力を切にお願い申し上げます。

 昨年文化財保護法が改正になり、「書道」と「伝統的な酒造り」が登録無形文化財となりました。これは書に携わる者にとりましてはたいへんな朗報でありまして、これを機会に、芸術としての書の鑑賞について皆様の理解が深まり、そのすそ野がどこまでも拡がりますように心から願っております。誠に楚辞で言い尽くせませんが、これを持ちましてご挨拶に代えさせて頂きます。

 

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