会長挨拶

名誉長挨拶

公益社団法人中部日本書道会が創立80周年を迎えられたこと誠におめでとうございます。
  いきなり私事で恐縮ですが、私が新人議員として、当時の桑原幹根会長に伴われて初めて中日書道会にお邪魔してから議員生活を終えるまでの50年間、一貫して本会に名を連ねさせて頂きました。そして現在もなお名誉会長として度々皆様方にお会いしているわけであります。総理として国政に多忙という時期を含め、私の活動期間は丸ごと本会の歴史の中期以降に重なります。
 そのことを私は喜びとも誇りとも感じ、この記念の年にあたり心からの祝意とともに感謝の気持ちも伝えたいと思います。
 さて、この国は、様々な場合に、文化的にも地理的にも、東日本・西日本と分けて語られることが多いのですが、ここ名古屋はそのほぼ中央に位置します。この地で東西いずれにも偏することなく、独自の書道統合団体を立ち上げ、ここまで育ててこられた先人の知恵と工夫、そして何よりその志を私たちは忘れてはなりません。
 書道は文化的・精神的な活動です。教育にも深くかかわっています。
一方、本会も毎年大規模な「中日書道展」学生の「書きぞめ展」等を開催し、そこでは当然に作品の優劣が判定され、競争の論理が働きます。そして会員のランク付けも発生します。
 それは避けがたい事です。人の世はすべからく競争社会の一面を持つことは否定できませんら。そこで味わう一喜一憂が人を励まし努力を促すこともあれば、挫折感を味わうこともあるはずです。
 しかしというか、だからこそというか、私たちは常に「何のために書を学び続けるのか」という原点に立ち戻るべきだと私は思います。度々申し上げていることですが、書を学ぶことで、人は自分を磨き、鍛え、育てていくのでなければならない。そのような鍛錬活動を貫いて頂きたい。特に指導者の方にはその姿勢を貫いて頂きたい。それが80年の歴史を築いてきた先人の志を受け継ぐことではないでしょうか。
 中日書道会の現在と今後に大きな関心を寄せ期待を抱く者として敢えて申し上げます。
 原点・理想主義を忘れてはならない、と。

※「80年の歩み」より抜粋

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